1 放課後4
「その悪魔は、私の魂と引き換えに力をくれるっていったの。
『仕返ししたくないのか』って言われてね。OKしたら、すぐ気を
失って起きた時には吸血鬼になってたね。」
ちょっと遠い目をしていた。数週間前くらいだが、人であった時が
なつかしくおもえるのだろうか?
「起きてから、いじめていた子達をみんな下僕にしてやったわ。
血を吸ってね、簡単だったよ。」
ニコニコしながら言われても、どういっていいのかわかんない。
「その後、悪魔がまた出てきて私の魂をとろうとしたのかな?
襲い掛かってきたから、返り討ちにしちゃってね。悪魔に、『この悪魔』とか
言われちゃったよ。まさか自分が消されるとは思ってなかっただろうから
ね。アハハハハハハハハハ。」
笑う姿は少女さながら狂気みじている。
私は恐怖こそあるが彼女を軽蔑する思いが浮かばなかった。
なぜだろう、わからない。
人殺しではないが、人道から外れた行為(まあ、人間ではもうないのだが)
普通は逃げたくなるものなのだが、そう思わない。
どちらかというと、好意のほうがおおきいようなきがする。
なぜ?
どうして??
Ans. I don't no.
「・・・・・何か考えてるでしょ?」
と魔矢。
顔を覗き込んでくるのは、ちょっと恥ずかしい。
「というか、よく逃げようとしないね?もしかしたら、殺されるかもしれ
ないのに。」
「うん・・・・・・それを考えてたんだ。友達に対して失礼だけど、怖いよ。
だけど、なんというか・・・・・・一緒にいたいのかなぁ?よくわかんないけど
逃げたいという気持ちが沸いてこない。」
「ふ〜ん・・・・・・・。」
気のない返事のようだったが、若干喜んでるような気がした。
